お酒の効用

漢字「酒」の語源には諸説があり、その一つに次のような説がある。

『酉は、十二支の「とり」で陰暦8月の意。8月になり、穀物が熟してからサンズイ「水」を混ぜて、作るので、「酒」と言う』

ところで、2017年11月26日付の日経新聞(春秋欄)に、大手商社伊藤忠商事・岡藤正弘社長の一言が紹介されていた。

同社は、約4年前から「110運動」を推進しているとの記事である。

110運動は社内の飲み会のルールで「一次会だけ、夜10時にお開き、明日に備える」の趣旨とのこと。このルーツは韓国サムスン電子の「119指針」で、「酒は1種類、一次会だけ、夜9時にお開き」とさらに厳しい指針である。「110運動」わたしはもろ手を挙げて賛成である。

飲み会は万人の好むところで時期を問わず何処いずこも盛況である。男子お断りのガールズトークで盛り上がるお得な「女子会プラン」もはやりで、中には冷や酒をコップでぐい飲みする男子顔負けの酒豪もいるらしい。

その昔、職場の上司にお酒大好き人間がいた。楽しいお酒は歓迎だが、この上司、やや酒乱気味で午前様は何時もの事。10時を過ぎると眠くなる性質たちのわたしは帰るに帰れず大いに迷惑(?)したことを覚えている。わたしは、この事を肝に銘じ二次会はおおむねご辞退申し上げている。

とは言うものの、お酒は嫌いではなく種類を問わずの晩酌はほぼ毎日。1次会終了後、自宅での飲み直しもざらで家人の評判は甚だ宜しくない。

“酒は百薬の長〟との諺のとおり、「緊張をほぐしたり、気分を良くしたりするので「適度の飲酒は、薬にも勝る」と言われている。最も「適量ならば」の条件付きではある。

料理に目もくれずひたすらに飲むお酒は健康にもよくない。だらだら酒は厳禁、友人、知己と楽しく語らうお酒は何時でも大歓迎。切りよく楽しくお酒を楽しもうではありませんか。

酒は飲むべし

酒は飲むべし

人生、唯酒ありて胆を開く

酔中の快楽人知るなし(坂本龍馬)

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